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点滴(4)
◆2004年11月30日(火)◆
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この日は朝からどうしようもなくつわりがひどい。起きあがることも辛い状態だった。さすがにこの状況で仕事はヤバイと思ったので、休暇を取る。話を管理職の方に通しているとこういう時、理解してもらえるので都合が良い。 簡単な食事は摂れるのだが、気持ち悪くなって吐いてしまうことが多くなっている。水分供給だけでも欠かさないように気をつけながら、この日も点滴。そろそろ点滴に行くのがイヤになってきている様子。そりゃぁまぁ、毎日慣れない部屋で何時間も横になっているのは辛かろう。
次の日がとりあえず点滴の最終日であると言うことと、診察もしてもらう日ということで、体力温存の為に早々に寝る。この頃は下手するとオレも一緒に9時頃から寝ていた。寝る子は育つ、と言うが、お腹の赤ちゃんよ、なるべく早く胎盤を形成してお母さんを困らせないでくれよ(笑)。 |
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点滴(3)
◆2004年11月29日(月)◆
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月曜なのでとりあえずきばは職場に行く。休ませたいのはやまやまだが、それにはそれなりの手続きもいるし、今すぐに代理の講師など見つからない。管理職と同僚の一部には妊娠したことを伝えることにした。
夕方、メールが入る。『一時間早く出させて貰った』とのこと。同僚が、きばのあまりの不調に心配して、一時間早めに帰ることを進言してくれたらしい。改めて同僚の心遣いに感謝である。そのまま、きばは点滴に行ってきた。日曜の時点で「あとまだ3日間は通って下さい」と言われていたのだ。それでも医者曰く「応急処置に過ぎない」と言うことだから、日常の食事が如何に大切なものか分かると言うものである。
まぁ、学校の方に情報が入っただけでも状況は変わってくるだろう、と思う。ご飯の方は、とにかくきばが食べられるものを選んで作る。この日はきばが食べたいというので、ウナ玉丼。…ウナ玉丼?食えてるジャン。きば。 (きばの名誉の為に記すが、普段の三分の一程の量である) |
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点滴(2)
◆2004年11月28日(日)◆
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点滴って。一日で終わるものと思っていたのに。
この日も点滴。しかも日曜日って事でこの日は二本。四時間くらい掛かるかも…ってことである。ひぇぇぇぇぇぇ。点滴ってそんなに大変ですか。さすがに病室でずっと待っていても仕方がないので帰ってきて掃除や洗濯をする。
結局、アミノ酸の点滴の方が少し痛かったようで、全体では五時間を要した。返す返す、妊婦ってのは大変である。それにつけても産婦人科が徒歩5分の立地で助かった。コレで車で行かなければならないとなると、日常生活がかなり厳しいモノになる。調子が悪くなり始めても、身動きがとれなくなる前に病院に行けるのは助かる。
なお、この日の夜、双方の両親に電話で連絡した。どちらの親も非常に喜んでくれて嬉しかった。まぁ、ここから更にどんどん家族や親戚に広まっていくんだろうな〜、とは予想していたが…(笑)。 |
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食べづわり
◆2004年11月26日(金)◆
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『学校の先生から蟹もらったので持って帰りま〜す♪』と陽気な(?)メール。この時は体調も安定しているようで安心していた。の、だが。
『電車が気持ち悪い』というメールの後、音信なし。飛んで帰る。
ウチから駅はものすごく近い。加えて新快速なら一駅分しか電車には乗らないのだ。たかだか5分程度の時間でも気持ち悪くなるくらいつわりもひどさを増してきているらしい。
…と、心配して家のドアを開けた俺を待っていたのは、『お帰り〜。』のん気なきばの声。誰が、気分、悪い、ってぇ!?
「食べたらマシになったんだもん」
ふむ。食べづわり、というのを聞いたことあるが、アレは食べたら吐くとかそう言うのじゃなかったのか?そう思い、最近の恒例となりつつある『はつたま』をめくる。…なるほど、確かにそう言う例も報告されている。確かに、空腹時の方が胃酸などでより強くムカツキを発生することがある。その類なんだろうか。しかしこの症状も日によるらしく、食べて気持ち悪くなることもあるとか。
ともあれ、夕飯にする。この日はサッパリしたモノを…と思い、蓮根の梅肉和えを作った。我ながらなかなかの出来で、紫蘇と梅肉、酢の相乗効果でサクサクと食べやすく美味しい。…しかし、コレが全くダメ。 何と胡麻がダメらしい。今まであんなに胡麻が好きだったのに、どうにも胡麻のあのまったりとした香りと味がかなりキツいと言うこと。通常、胡麻は食欲を増進する為、絶対大丈夫だと思っていた。コレは盲点だった。 |
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