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カンゾーを煮てみる
◆2004年12月29日(水)◆
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妊婦にとって、"貧血"は極力避けたいものであると聞く。そりゃぁそうだ、母親が貧血じゃあ胎児に酸素も栄養も行かなくなるではないか。そして、貧血対策にはなんと言ってもヘム鉄含有量ピカイチのレバー。ここはやっぱりレバーを食べていかなきゃダメでしょう、と鶏レバーを買ってきた。牛や豚に比べると鉄分量では見劣りするかも知れないが、食べやすさでは一番である。このレバーでしぐれ煮を作る事にした。
まずはレバーを牛乳に浸して、血抜きと臭み消しをする。水でも良いのだろうが、牛乳の方がより臭みが抜ける。 一時間程浸しておいたら、レバーを一旦水で洗って牛乳を落とし、酒と生姜とネギを入れたお湯の中に入れる。ここで一旦あく抜き。 軽く火が通ったら、一旦ゆで汁を全て捨て、適当な大きさに切ったレバーを醤油と砂糖と酒、針生姜とネギの出汁でことこと煮ていく。多少塩や酢で味を引き締めるとサッパリする。煮しめるのであれば水分が無くなるギリギリまで。今回は多少水分を残して火を止めた。 温かいままで食べても良いが、一晩寝かせて味を染み込ませた方が美味しい。食べる前に山椒の粉(今回は花椒塩使用)を振りかけると、より臭みが気にならなくて食べやすい。
幼い頃、母親が良く作ってくれたしぐれ煮の味を思い出しながら調理。その頃は自分がレバーを調理するなんて想像だにしなかったが、コレがまた絶品。初めてのレバー料理は大成功だった。
ふと気付くと、きばがかなり調子悪そうな顔をしている。とても気持ち悪そう。「どうした?」と聞くと、返ってきた返事は
『レ、レバーの匂いで吐き気が収まらない…』
…あっちゃぁ。 |
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