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ぐり誕生
◆2006年07月06日(Thu)◆
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昨日、オレは高島まで出張に行ってきた日。午後からお義母さんが来てくださっていてひぐを見ていて下さったし、ぐりはぐりで、おしるしから一週間以上経過してもとんと音沙汰無し…ってんで、きばがもう一度、見てもらいに産科に行ってきた。
さすがに遅い、ってんで、産科で子宮頸菅熟化剤を投与してもらい、様子見。ひぐの時もこれを投与したことで一気に陣痛が進んだのだが、果たして…
そして、効果はあった。
夜中の2時。きばに起こされる。7分間隔で陣痛が来ているらしく、急いで準備して産院へ。即、分娩室に通される。経産婦であること、今までの経緯、もろもろでの対応と言うことだろう。オレもそのまま立ち会いで分娩室に。ちなみにひぐは、お義母さんに残って見ていただくことにした(無論爆睡中)。 ひぐの時も立ち会いをしていたから大体のことは覚えているのだが、それにしたって今回の出産はペースが速い。あっというまに陣痛の間隔が5分になり3分になり、産院に着いた直後の内診では7cmだった子宮口は、1時間後には8cmに、さらに45分後には9cmに…と、するすると出産に向けてのカウントダウンが始まっていく。当然ながらきばの痛みもいや増していくわけで、腰を押し続けているオレの身にも疲労が急速に溜まっていく。しかも眠い(笑)。いつまで続くんだろう…と言う思いを抱えつつ、しかし今回に関してはかなり冷静に予測がつき、そう時間はかからないだろうと思いながらその時を待った。
そして、ついにいきみ開始。今回は子供が大きいので、いきむのが上手いきばもかなり手こずっていた。とは言え、6回目のいきみで頭が出て来て、そのまま回旋しながら首まで抜け出て、そして身体、足と、後はするりと出て来た。5:30。病院に着いてから実に3時間強で産まれてきた。ひぐの時も初産としては早かったが、今回は(おしるしからの日数さえ無視すれば)更なるスピード出産だ。 ひぐの時にはまだ髪の毛が生えそろっていない状態だったが、今回はバッチリ、黒々とした髪の毛が生えていて、手足もしっかりとした、男の子だ。元気な産声に、「あぁ、ようやっと生まれたか」と感慨が押し寄せた。これからが大仕事なのだが、まずは一仕事完了した、と言う満足感。きばもぐったりとしながら、満足げな表情を浮かべていた。
ひぐの時も、立派な胎盤と臍帯だと感じたのだが、今回はさらに輪を掛けて…といった立派さ加減。しかも、赤ん坊が生まれてくるときに臍帯を首に巻き付けて…という話は良く聞くのだが、この息子と来た日にはたすき掛けにしていやがった。そら、おしるしの後も子宮口の方に下りてこないわな。何の気合いを入れとったんだおまいは。
テキパキとお医者さんと助産師さんが処置を施していく。ぐりは、体重を計りに横の部屋へ連れて行かれた。助産師さんが「うう、重い…ッッ」と呟きながら。ちなみに、昨日の検診では推定3,200g程と言われていたから、ひぐと比べたら、そら随分と重いよなぁ…と思いながら聞いていたのだが。横の部屋から、助産師さんの声が届く。
「3,788gです!」
うおおおう。実にひぐの1.5倍と来たか。ウチの家族の誰も達成し得なかった重量である。ひぐの時が小さかったから、極力安静を図った結果が、次は対極の超重量級ベビィですかい。最近の赤ちゃんで3500超えはかなりデカいということになる。あはははは、それじゃ頭もデカいから苦労するわ。
何はともあれ、元気で産まれてきてくれて良かった。一姫二太郎。言うこと無しの万々歳である。また、お義母さんが居て下さったときで幸いだった。例え3時間のスピード出産でも、ひぐを連れて(当然起こすことになる)で出産となると、さて無事終えられたかどうか…自信が持てない。ま、尤も、お義母さんがいらしたから、検診にも行き、薬も投与されての陣痛だったわけだが。
…ちょっと待て、もしお義母さんがいらっしゃらなかったら…?ぐりよ、お前いつ産まれるつもりだったんだい!? |
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