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戦場に駆ける手足
◆2007年01月20日(Sat)◆
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近頃とみに、ぐりが動き回るようになってきた。
つい1週間前にはようやくずりずりと前進し始めたか…と思っていたのに、もう殆ど自由に動き回っている。気付けば足元にいる、と言うか。まだまだ匍匐前進の状態だが、それに加えて360度信地旋回、及びバレルロールを交えながらにじり寄ってくる。特に寝返りの速度と言ったら、こちらの一瞬の隙を付いて気付いたときにはもう既にひっくり返っているのだから、全くもって凄まじい成長速度であると言える。
自由に動くようになったもんだから、当然のように色々するようになる。先日ついにコードかじりを始めた。まぁこれは殆どダメージはないので問題無し。ティッシュ捌きも覚えた。これはダメージ結構大。まぁしかしティッシュを高い位置に移せば良いだけのこと。 しかし、オムツ替えの時、特に抑えつけられていて動けないひぐに涎を垂らしながらにじり寄っていくのは止めていただきたい。ひぐが怯えて逃げようとするのである。でもお姉ちゃん大好きなぐりは、何度別の場所に移動させられても諦めない。高速匍匐前進で近付いてくる。こちらは気が焦ってジリジリする。ひぐは怖がってジタバタする。戦場は日常の中にも存在した。 ちなみに、真夜中に腹を空かせたぐりが、咆吼を挙げながらこちらに迫ってくる時も、こちらが眠気に満ちた状態であるだけに、大概恐怖である。どこからか「ドドドドドド…」と効果音が聞こえてくるほど。涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃになった顔が、夜の薄明かりの中で迫ってくる状況は「喰われる」と思ったとしても不思議はない。
…でも、一番の問題は自由になったことで、見えないところに言ってから行われる「白いマーキング」だろうか。ぐりの口元に白い痕跡が残った状態で見つけるとき、親の恐怖は極限に達する。マーキング場所がすぐに発見できないときは、…足裏の感触に期待するほか無いのだ。そんな、毎日。 |
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