湖岸の旅 〜蓮を求めて160km
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先週の小旅行でかなりきばの運転に対しての信頼度も上がり、さて今週はどこに行こう、岐阜にでも行こうか…という話になっていた。しかしながら岐阜、何を目標に行けばいいのかまだ調査不足であり、いまいち旅行の方向性がビジョンとして見えてこない。また、先週は日本海を見たのだから今度は太平洋だ…と言ってしまうとこれは、小旅行どころか大旅行になってしまう。て言うかぶっちゃけ、オレでもまだ太平洋の見える場所まで運転したことがない。このままでは妻に負けてしまう。イカンイカン。
無論、そんな思惑などはそもそも存在しないのだが、今回は無難なところ…自分達の行き慣れており、道も良く知るところ、ということで、草津の水生植物園に蓮を見に行くことにした。ちょうど今がシーズンだし、昨年は出産だ育児だで忙しくて、見に行けなかったのである。しかしながら、水生植物園に行くのは敦賀とはちょっと話が違ってくる。
距離が約2倍
という罠。片や先週は県外への移動、片や今回は県内移動なのに、距離にして2倍の開きがあるってこの辺境っぷり。辺境滋賀県の辺境河毛。辺境の2乗ってヤツだ。つまりはド辺境。何か文句あんのか固羅。往復するだけで恐らく4時間弱はかかるであろう「小旅行」になるので、急いで出かけた。
今回走ったのは湖岸道路。実は以前、ひぐの出産前にも、きばはここを運転したことがある。その時は勿論カム子での運転だったんだが、悪阻があったのと、慣れない運転だったのとで彦根までがやっとこさという状態だった。さすがに今回はもう平気の平左、敦賀行きの時には助手席に座り、ナビゲーションと運転の指導を行っていたオレも、今回は後部座席で眠くてむずかるぐりをあやしていられるほどに安心できる運転だった。 しかしそれでも、2時間はやはり長かった。ぐりも途中で起きてしまうし(また寝たんだが)、ひぐもつまらなくなってきて文句を言い出すし。途中で何度か引き返そうかと思ったくらいだ。それだけに、水生植物園が視野に入ってきたときには何とも言えない達成感(笑)があった。
水生植物園のところの蓮は、湖岸道路から見た時には全く咲いていないように見えた。或いは、ここの蓮が余りに勢力を広げすぎ、葦原を減少させる原因にもなっているというニュースを聞いたことがあるので、その絡みで花を落とされてしまったのかと思ったほどだった。幸い、水生植物園側から見たら充分咲き誇っていたのだが、まだ咲き乱れるにはもう少し時期が早かったようだが、綺麗なピンクの色を幾つも見せてくれた。職場では白や濃い赤などの蓮がポツポツと池に咲いているが、普段は仕事の忙しさにゆっくりと花を愛でる暇もなく、こうして休日にノンビリと家族で見に来られて良かったと感じた。
さて、水生植物園を後にしたのが、11時。このまま湖岸道路を走っていたのでは、確実に子供達の昼食が遅くなりすぎる…ということで、ビシ子、初高速。もちろんきばにとっても免許取得以降の初高速。ビシ子のエンジンで高速走行がちゃんと出来るのか、危険はないのか、等の不安要素もあったが、いつまでも高速に乗れないではどうしようもないので、敢行。高速の切符を取るときにちょっと車体が離れていたのを見かねて、立っていた警察官が取ってくれた以外には何の問題もなく、スムースに帰ってこられた。
まぁそれというのも、栗東ICの入り口で、
お姉ちゃんが生暖かく見守っていてくれた
からに違いないと思うんだよね、ウン。(分かる人だけ分かればヨロシイ)
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