INDEX NEW トオイカコノヒ 日々雑想

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  明けましておめでとうございます
 本年も宜しく当サイトをご愛顧下さい。

 また、ネット上でも、現実世界でもお世話になっている方々には、旧年中は何かとご迷惑をお掛けしましたが、温かく見守って下さったこと、感謝いたします。本年もどうぞ宜しくお願い致します。


 さて、リニューアルを0:05に完了、AUMI-STYLEも2005年バージョンが始まった。2006年バージョンは、今のデザインに不都合があるか、オレが飽きるかしないときっと存在しない。それでいいのだ。
 ExcimerExclamationから数えると、今のデザインは8代目という事になる。いやはや、よくぞまぁリニューアルを繰り返したもんだ。その時々の自分の中での好み、自分の技術、周りからの評価(笑)などで変更するか否か、またどんなデザインにするか否かが変わる。

 今回は、「よりスッキリしたデザインに」ということと、「記事部分の大きさを固定したい」という事が変更した主な理由。この二本の柱を元に、ある日電器店で見かけた『誰でも簡単にホームページが作れるテンプレート』みたいなのを見かけて、『チクショウこんなんだったら自分で作ってやる』と思った記憶がデザインに影響を与えている。

 また、特別コンテンツでも作って今までの流れを追って見るのも一興かも知れない。

2005年1月1日(土) ▲TOP  



  元日よりも色的に派手ってのも…
いや、この日付表示の話。赤ってやっぱりおめでたい感じのする色だ。


 大晦日から降り始めた雪は、しかしそれ程大きく積もることもなく、当日こそ道も白く染まっていたものの元日には道の上は粗方溶け、屋根の上などにわずかに居座るのみとなった。湖南の方に来てから、深く降り積もった雪を見た事がない。根雪なんて尚更だ。
 それでも天気だけはまだ何となく雪がちらつきそうな、時雨れそうな空模様の元日だったのだが、今日になると一転、秋の空のような晴れ渡った、澄み切った青空が見えていた。雲もちぎれちぎれの状態で空に浮いており、地面を見ず雲の形だけを見ているとまるで夏の空のような気分すらした。

 そして夕方、買い物のために外に出ると、西の空に朱い光の筋が何本も走っていた。光の筋の正体は、長く延びた雲。冬ならではの澄んだ空気の中に雲が筋を延ばし、山の端よりも下に沈んだ太陽からの光に照らされて朱く輝いていた。西の方には厚い雲があるのか、朱い光はある程度以上の高さには届いていないようで、空は上の方へと徐々に夜の濃さを纏っていき、山際に近付くに連れて明るい空色を呈す。それが朱く光る雲を境目にして、沈殿しているかのような夕焼け空が横たわっている。

 今年は、初日の出は天候の都合で拝めなかったと聞く。でも、初日の出でも初日の入りでもないけど、こんな綺麗な情景があった。うん。元日よりも派手だね、やっぱ。

2005年1月2日(日) ▲TOP  



  リンク追加
 AUMI-STYLE発足当時から「あんだぁこんすとらくしょん」だった、LINKをやっと作った。基本的にリンクフリーサイトしかリンクしてない。なぜって?


 「 断 る の 、 メ ン ド イ か ら 。」


ややこしいことになるのもイヤだし、リンクされるのがイヤなら公開しなきゃいいのだ!!!!と言うことで、我がAUMI-STYLEは、原則リンク自由。もちろん「張ったよ」と言ってもらえると嬉しいことは、言うまでもない(笑)。


 しかし、何かある度にコメント書いてるから時間かかるんだよな、ソレは分かってんだけどな〜。しかも、急いで書いたからツッコミどころ満載なんじゃなかろうか。何でそんな危険性を犯してまで、わざわざ…と思わんでもないけれど、コレが性だから、仕方無い。もし、間違い等発見された方は、BBSあたりに一言願います。

2005年1月5日(水) ▲TOP  



  雪国慕情
 1/7から1/11まで、新潟にスキーしに行ってました。……違うんだ分かってくれ仕事なんだ。

 スキー部の顧問として、総体の引率で新潟県は糸魚川シーサイドバレースキー場まで、行って来たわけで。
 実際、引率兼役員で行くのだから、スキーを楽しむ時間なんてモンは無い。ひたすらポールの管理やコース整備、生徒への指示なんかで毎日が終わっていく。

 1/7は夕方に出発し、バスで一路北陸自動車道を糸魚川まで。到着は深夜の0時。県内の高校とジュニアとまとめて動いたのだが、ていうか、もう少し余裕持って動こうよ。もともと風邪気味の体調で来ているので、宿の人に挨拶をして生徒に指示を出したら速攻で寝る。
 二日目は練習日。午前中はすごく良い天気だった。翌日のジュニアオリンピック予選のための練習をする。斜面の一部を完全に我々専用とし、ポールを立てて選手はそこを滑っていく。指導者側はスタートの指示やポールの管理、コース整備、技術指導など様々の仕事がある。オレは主にこの日はスタートの指示をしていた。

 練習が終わると、宿舎まで戻る必要がある。毎回緊張する瞬間だ。というのも、オレはスキー部顧問でありながらそんなにスキーは得意じゃない。この学校に来た時にはもう決まっていたのだ。雪国(湖北)出身の辛いところ。湖北の人間は歩くよりも前にスキーで滑り出さなきゃ生きていけないと思われているらしい。
 しかし、オレは中学校のスキー教室は午後から「お腹が痛くて」と仮病でサボっていた口だ。スキーなんて言う物は「おぢょうさんボクとシュプール描きませんか」などと歯の浮く様な科白を並べる、お前の期待は夜のシュプールじゃろがいとツッコミ入れたくなるナンパ野郎のスポーツだと信じて疑わなかった高校時代(自分で言ってて悲しくなる)を過ごした人間だ。上手いはずがない。勿論、合宿などで練習してある程度は滑れる。山から下りるくらいのことは出来る。…緩斜面なら。

 しかしやんぬるかな、そこは選手が100万分の1秒を競う、レース用のバーンである。緩斜面なはずがない。ボーゲンでそろそろ下りていったつもりなんだが…この日だけで2回こけた(^_^;)。何だかスキーが扱いにくくなってる気がする。しかもスピードは出る。一度なんぞは、「ええい、もう転がるに任せよう」と思い身体を完全に真っ直ぐに伸ばしてみたら、5〜6回転はして止まる気配がなかったので、諦めて足で踏ん張ったのだが。それだけ転けても、そこは天気の良さのいいところ、眼下に広がるパノラマを見渡すだけで非常に気分が良くなり、途中で写真なんぞ撮りながらゆっくりのんびり帰ってきた。

 三日目はジュニアオリンピック予選本番。
 この日はしかし、朝からの猛吹雪。雪が強風に吹かれて横殴りにぶつかってくる。当然風上の方角なんて向いていられない。コンタクトにしてサングラスを掛けていたが、すぐに雪がへばりついてしまうので結局外した。なおさら風の方は向けない。それでもポール設置や配線などを手伝わなければならない。これがまた、前夜からの雪が70cm近く積もっているという状況下では困難を伴う作業になる。ゲレンデのスピーカーからは、パトロールからの濃霧に関する注意を延々流し続けているが、その只中に居る者にとってはそんな事は聞かなくても実感している話である。3つ向こうの旗門は見えないのだ。
 そんな中で、試合が始まると旗門員として幾つかのポールを担当し、雪の中、ただ選手が滑っていくのを確認しつつ立ち尽くすことになる。これがまた、寒いのだ。勿論防寒対策はしてある。上から下まで、ウェアの下にも多めに着込んでバッチリの状態だ。…しかし、スキー用の手袋が凍り出す様な天気の日にゃぁ、それもあまり意味はないわな。幸い、おれの担当ポールは一本も倒れたりすることがなかったので直す必要はなかったが、それは逆に「延々と立ち続けている」という状況に繋がる。しかも、ジュニアも参加しているので人数が多いのだ…。結局9時に上がったゲレンデを一旦下りて、メシを食いに行けたのは14時だった。その間、一度たりとも吹雪の止む気配は無し。指導者側も生徒も皆顔面蒼白、遭難しそうな勢いである。結局この日は午後からの練習は中止した。
 さて、やっぱりゲレンデに上がったからには下りなければならない。『上がったはいいものの下りられない』では間抜けな猫である。とりあえず、スキーを装着して滑り始めようとするが…おかしい、昨日に増して滑らない。平地ではスケーティングをして通常は移動をするんだが、とてもとてもスケーティングなど出来る状態ではない。動かないのだ、板が。それでも這々の体で斜面の入り口まで辿り着き、いざ滑走…と前に進んだら、いきなり右スキーに急制動が掛かり、右足を軸にあわや転倒するかと言うまで右に回転してしまった。さすがにおかしいのでスキーを外して板の裏を確認すると…



 ワ ァ ォ 、 ユ キ ガ  コ ビ リ ツ イ テ  マ ス ネ ー


そりゃ滑らんわな。妙に納得して、ストックで刮げ落としてなんとか事なきを得た。いやはや。寒いと、板にも雪がこびりつくんだな…うん、たしかに旗門員の最中は板を雪に差して立てておいたから、吹雪が吹きつけて凍ったんだな、納得納得。

 宿舎に帰りその話を同室の先生にする。いやもう、笑い話でしょ、っていうかああなっちゃうとスキーも滑らなくなっちゃうよね、そりゃもうどうしようもないさアハハハハハ。ってな気持ちで。そしたらその先生、一言、


「それはどう考えてもスキーちゃうやろ。」


Wh〜y!?ナゼデースカ?ワタシ、スキーしてましたデスよ?何がおかしいですか?


「先生、ワックス取れてないか?」


What!?WAXデスか。エ〜ソウですね〜、買った時塗ってもらいマスタ。


「いつ買うたん?」


5年前デ〜ス。顧問になったから、ちゃんとマイスキー買ったんデスよ。エライでしょ。その後はあんまり使ってマセンから、塗ったことありマセ〜ん。


「………」


やだなぁ、何その視線。まさか、WAXがもう取れちゃってたからスキー板に雪がこびりついたとでも?だって寒かったし板が冷たくなったら雪だって凍り付いちゃうよね、って、

寒い時期に雪の上を滑るためのスキーに雪が凍り付いてどうするよオレ。


 はぁぁぁぁぁぁ!!長年の疑問が、今、春を迎えたスキー場の雪の様に溶解しましたですよ!!!!昨年辺りから妙に滑らないのを気にしていたですよ!!でも理由が分からなかったですよ!!て言うか、ホントに顧問か、オレ。
 すぐにスキーにWAXを掛けに行く。もちろん生徒は本格的なWAXを持っているわけで、そういうのを使う事も出来るがオレのスキーにそこまでは必要なかろう、ということでスプレータイプのWAXを使うことにする。相談した先生がコルクなどを貸して下さった。


「先生、WAXも持ってかんとアカンのちゃうか?」

「あ、いえ、5年前にWAXも買ったと思います。」


ああああああああ、その白い目はやめてぇぇぇぇぇぇぇぇ…!!だってだってだって、素人同然なんやからしゃぁないやン〜!!

 結局WAXは塗って下さった。見てると簡単な作業だ。なんだ、オレにも出来そうじゃン、ウンウン。<やらない人間の典型


 四日目。この日はインハイ予選。朝から前日の吹雪が嘘の様な快晴、雲一つ無いに等しい空がひろがり、遠くには日本海も臨め、雄大な駒ヶ岳の姿が眼前に迫る。
 インハイ予選はSL(スラローム)から。昨日のゲレンデとは異なるゲレンデで試合を行うので、そこまでまず荷物を運ぶ。昨日も荷物運びがあったため、邪魔になるのでこの日はストック無し。両手に荷物を抱えながらリフトからリフトまで滑る。


 おおおおおおおおおおおおおお、滑る、スキーが滑るよ!!!!<普通のことです


 勿論、スキーってのは滑る様に出来てるわけだから、昨日までの制御しにくさが嘘の様で、非常に気持ち良く滑れる。ストック無しは多少不安を感じていたが、全く問題にならない。すばらしい。スケーティングも楽勝である。そうかそうであったか、技術が衰えたワケじゃなく板が衰えていたか。ついつい嬉しくて生徒にその話をする。


「あ〜、それはもう板が死んでますね。」


ギャフン。身も蓋もないんだから近頃のお子様ってば。

 SL予選も恙なく終了し、午後からはGSL(ジャイアントスラローム)予選の準備。GSLは距離が長いので、午前中よりももう一つ上のゲレンデから準備を始める。…のだが、このゲレンデ、結構傾斜がきつい。オレに下りられるのか…?とまた不安。案の定、一度目の滑走では二回ほどこけてしまう。板は復活したのだから、後は技術の問題であることは明白だ。ここで今までのコケ方を頭の中で整理してみると…いずれもスピードの出すぎが原因で、コントロールしきれなくなった板を雪面に引っかけた形で、前から転がってコケている。そりゃぁもう盛大に豪快に。
 何故スピードが落ちない?エッジのかけ方が足りないのか!?でも、生徒なんかを見ててもそう盛大にエッジをかけてない気がする。止まる時は別として。ブレーキなんてものは物理的には存在しない。では逆に何故、スキーはスピードが上がる?答えは簡単、重力に引かれてるから。斜面上を、極力摩擦係数を低くした板に乗り、下に向かうから動くのだ。てことは、極論としては「上に向いたら止まる」…?
 よく考えたら何も難しいことではなかった。滑っている時に、技術に比べて下に向いている時間が長すぎるのである。技術が高いならそれもまた良し、だがそこはオレの技術である。二本目は、エッジを掛けて曲がった後に、より斜面に対して垂直の向きに滑る様にした。勿論、一回も転倒無しで下りられた。なんだ、こんなに簡単だったんだ。これまた長年の疑問が霧が晴れていく様に前が見通せた様な思い。いや、実はこれに関しては「習ったのに忘れていた」だけなんだが。


 しかしWAXを塗っただけでこんなにも素晴らしい世界が広がるなんて!!ヴィヴァWAX。ヴィヴァスキー板の裏面!!!!(若干感動の部分がずれてます)

 翌日の準備も終わり、さて宿舎へ戻るためにリフトで一旦山頂まで戻り、滑り下りていく。昨日ジュニアオリンピック予選を行ったゲレンデのすぐ横のゲレンデを滑る。特に、油断した覚えはない。初めてのゲレンデだったし、傾斜も割とあったので注意しながら滑ったと思う。一部、右足に違和感を覚えた以外は問題無かった。






 そして、転んだ。






 一昨日の、6回転コケに比べればそう大きくこけたワケではなかったと思う。実際、その時はそのままスキーを直して滑り出し、結局宿舎まで滑り下りたんだから。一番下のゲレンデなどは昨日の雪が今度は凍り付き、アイスバーンに近い状態だったが、緩斜面であることも幸いして一度もこけずに戻ってきたくらいだ。
 しかし、宿舎の乾燥室でブーツを脱ぐ瞬間、痛みが右足首を襲った。歩こうにも痛みがひどくてままならない。何とか部屋まで辿り着いて湿布を貼り、テーピングをしたがどう考えても捻挫である。やっちまった。あと一日あるのにこれでは何ともならない。
 とりあえず、安静にしなきゃどうにもならんので足を少し上げる形にしてベッドで休む。風呂に入ると炎症が進むので、風呂は取りやめ。あうう、何か悲惨…
 しかし、一番悲惨だったのは次の日だった。ジュニアが帰ったためにもともと少ない人数で役員を行わなければならないところに、この怪我。当然スキーなんてできないので、山に登っても単なるお荷物である。単なるお荷物どころか、どの機材よりも重くてでかい荷物となれば、ホテル待機しかない。6時間。一人でホテルの部屋で過ごした。足の問題なので出歩くことも出来ない。しかも果たすべき役割を果たせないという自責の念もある。孤独で虚しくて悲惨な時間は過ぎていった。






 しかし、本当に一番悲惨だったのは山に登った方の人達だったらしい。二日目を上回る猛吹雪。ホテルの窓からでも雪の凄まじさは実感できたが、そこに来て少ない役員でのGSLの運営…あぁぁぁぁぁぁ、申し訳ない。

 そんなこんなで帰ってきた。足が痛むので早く歩けないし、そちらが気になって見落としてしまう部分も多く、何とも凹みながらの帰宅となった。そして今日、まだ足は痛い。捻挫の方が長引くことも多いだけに、今後長々と足を引きずりながらの生活かと思うと…

 WAX、塗るんじゃなかったか?あと5年くらい(笑)

 それにしてもげに恐ろしきは新潟の雪哉。一日で数十cmは軽いなんて、滋賀じゃもう、二十数年見てない気がするが。そう、確か中学校の地理の教科書か何かの挿絵で、大雪の時の新潟の写真に、あまりの雪の多さに除雪が不可能でトンネル様のモノを作って人々が通っていた物もあったと思う。その場所に、行ってたんだな、って。ちょっと感動?勿論今回はそこまでの雪ではなかったわけだが。それでも、帰りのバスから外を見た時、一瞬何だか分からない光景があった。右写真。どうやらコレは歩道らしい。ガードレールなんか存在しない場所だ。あまりの雪の多さに、歩道は歩道で、車道は車道で雪どけをしているんだろうか?詳細は分からないが、知っている人は教えて欲しいと思う。何はともあれ、新潟は確かに雪国だった。

2005年1月12日(水) ▲TOP  



  捻挫。その後
 足の痛みは随分と引いた。そもそも当日の夜と翌日くらいが最も痛かったのであって、現在は伸縮性のある堅めの包帯で強めに巻いているのでそれが腱のサポートもしてくれるし、何より自分が気を付けているのでそう痛くはないのだ。それでも足を引きずって歩くため、学校では先生からも生徒からも


「先生、どうしたん!?」

「大丈夫?痛そうやなぁ」

「痛々しいなぁ、無理すんなよ」

「どうしたんやぁぁ!!一体何があったぁぁぁ!!!!」


…と心配して頂くことばかり。いやね、捻挫ですってば。無理させないためにゆっくり歩いてるだけで、そんなに大袈裟なわけでは。


 しかし、そうこうして足の痛みが引いてくると、人間てのは現金なもので自分の状態を忘れてしまう。今日、授業中に解説に集中し、白熱するあまりに自分が怪我人であることを忘れていたらしい。普通に、足を一歩、踏み出した。








 ・・・いたぁい。



 う〜ん、テーピングとかで固めるべき?とにかく、何よりも足に厳しいのが自分の体重ってのがココロにキビシイ。でもまぁ、安静にしてるしかないよな。

2005年1月14日(金) ▲TOP  



  BBS
 びわこブロードキャスティングステーション…ではない。ちなみに世界に冠たるBBCは、Biwako Broadcasting Co.,ltd。エゲレスにパクリ局があるらしいが、コレだけは譲らない。個人の信条の部分を譲るか譲らないかはその個人の自由である。そして今日も、世界は琵琶湖を中心に回っている。

 さて、掲示板なワケだが、TeaCupの掲示板を使い始めて、6年が経過した。その間、TeaCupの無料掲示板の方も少しずつレベルアップしていったのだが、やはり不必要な広告が目立ったり、レスが返しにくかったりする。最も、TeaCupの掲示板はバナー広告は最下段のため目立ちにくく、レスを付けるのに困る程書き込みがあるわけでもないのでそう困ってないのも実情だが。ただし、ログが残せないのが残念と言えば残念な話である。
 そこで、そろそろ適当なCGIをいじくって掲示板を新たに設置しようかとも画策している。幾つかは候補も考えているのだが、折角きばが居るのだから、アイコンを使える掲示板にしても良いかな、と思ったりもする。重くなるのが欠点なのだが、そこは何とかして軽くする方策を考えてみるとしよう。


 後は、きばがアイコンを描いてくれるのを待つのみ…?はっ、色塗るのはオレか。

2005年1月15日(土) ▲TOP  



  夢ネタ
 ものすごく久しぶりに変な夢を見た。と言うか、ある程度記憶しているという夢が久しぶり。ちなみに昔、ExcimerExclamationの頃はよく日記に夢ネタが登場していた。今はあんまり夢を記憶しなくなったのは年のせい?それとも安定した生活リズムのおかげ?昨夜は捻挫した足を若干強めに巻いて寝たために、夢が強く記憶に残ったのだろうと推測。

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 夢の中で。オレは、ある家の奥まった座敷にいた。その家は、ある目的のために集まった人々の本部のような場所だった。一見、普通の民家にしか見えない場所。理由は、ただ一つ。「地球を、守るため」。
 オレはその集団の一人で、本部奥付、最も重要な物を守るという任務を、長老から言いつかっていた。『地球防衛のための最後の砦』。そう告げられて。「あるもの」を死守するために、オレはたった一人、その部屋に居続けた。その「あるもの」とは、



 エ ニ グ マ 。



詳しくは知らないが、確か第二次大戦中の暗号解読器だっけ?それを守らなければならんらしい。つーか爺さん、そんなに大事なもんならもう少し警備の人員よこせやコラ。
 いつの間にか敵がワラワラと突入してきた。手にはナイフやピストル。十数人は居るだろうか。囲まれ、武器を突きつけられて囚われてしまう。そのまま、押し入れに放り込まれる。オレの見ている前で、エニグマを入れた容器に青白く光る溶接機の炎が近付き、容器が溶断されていく。『エニグマは、その容器が敵の手中に落ちた場合も、そう簡単に使われないように厳重に封印がされてあるのじゃ』長老の言葉がリフレインするが、



 単なるスーパーの鰻重のパックのでかいバージョンじゃないかよ、爺さん。



ていうか、鰻丼自体が入ってるし。透明な蓋を留めてるの、セロテープだし。つーか敵さん、あんたらも考えろよ、何でセロテープを溶断してるんだ。そもそも、地球を守る気あんのか、長老。もう少しマシなもんに入れとこうよ。『敵を騙すには、まず味方からじゃ』って言うけどさ、騙すもクソも。いや確かに敵は騙されてるさ、しかしコレで騙される敵ってのもどうよ?地球滅ぼすなんて出来ないだろ?

 ついに蓋が焼き切られてしまった。敵が、鰻丼の下からさらに別の入れ物を取り出す。オレは閉じこめられた押し入れの中から、無力感にうちひしがれながら、絶望に突き落とされた思いでそれを見つめている。地球の運命は…?エニグマは奪われてしまうのか…?敵が、パックから手を抜く。その手にあるのは、



 クッキーの空き缶。



…もういい。

2005年1月15日(土) ▲TOP  



  ネットより。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/14/news096.html

 うおお、懐かしい。
 初代はさすがに使ったこと無いけど(実物を見たことは何度もある)、二代目から三代目辺りは、とにかく何冊も使いまくったなぁ。ノートと言えばコレだった。5冊セットとかで大量購入した覚えがある。オレは基本的にB掛の人だった。B罫で、一行ごととか、半行ごと開けて使うのがオレのやり方だった。四代目は、逆に大学時代も後半に入るので、主にルーズリーフを使用していたっけ…まぁ、復刻版セットを買っても仕方がないので買わないと思うが(笑)。
 最近の高校生はルーズリーフもよく見る。ただこれだと提出する時に面倒らしく、やはりノートが主流のようだ。今は色んなノートがある(いや昔もあったのだろうが)らしく、必ずしもコクヨ一色ではないが、やはりこのCampusノートを見ると安心感を覚える。…時々、スヌーピーだとかプーさんのノートで出してくるのも居て、さすがにゲンナリすることもあるんだが…


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/14/news018.html

 これは画期的デスよ。というか、研究者が誰でも考え、夢に見、挑戦していたんだろうと思うが、これが上手く実用化されたら、その特許をとった人物は青色LEDどころの騒ぎじゃない、素晴らしい貢献をしたと共に、すんばらしい額の報酬を受け取ることになるんだろうな。

 それはそれとして、8億もらってまだ不満を口にしている辺り、もう研究者じゃなくなってるな、と思いました。まぁ、彼がパイオニアとなったおかげで、研究者の待遇は良くなったかも知れないが。研究者の皮、被ってて欲しかったと思います。

2005年1月16日(日) ▲TOP  



  Diaryテンプレート変更
 元の方がシンプルな気もするのだが。ただ、短い文章ならまだ良しとして、元もとオレはどうしたって文章が長くなる傾向がある。「アレもコレも、ああ、アレもあったっけ」と思い始めるとどんどん長くなるのだ。こればかりはもう、性として捉えるしかない。
 で、長い文章の場合、元のデザインだと微妙に読みづらかったりした(オレが)。それで、日付毎に囲んでみることにしたわけだが…なかなか苦労した。テンプレートの作り方が独特のように感じるのだ、Akiary。さらにオレのページの作り方自体もまた独特だったりして、我の強い二つがぶつかったらそりゃ、作りにくくもなるわな…と。

 さて、読みやすくなったろうか。


 補足:Akiaryの仕様なのかこっちの理解不足なのか分からないけど、どうしても出来ないって事が出てきた。
     む〜ん、CGI取り替えることも考えようかなぁ…まぁこのままで良いような気もするが。

2005年1月16日(日) ▲TOP  



  公僕という立場にある者
 ウチは夫婦揃って公務員である。公務員とは全体の奉仕者であり、いつ如何なる時も公務員としての態度、行動を要求される者であることを忘れてはならない。不祥事を起こすなど、以ての外である。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200501/sha2005011604.html

 このニュース。

 最初にテレビで聞いた時には「どうしてこんな阿呆が教師をしているんだ」と思った。まぁ、校内で大麻栽培をしていた阿呆が勤めていた県もあるくらいだから、様々な阿呆が何らかの間違いで教師になることもあるんだろうが、やっぱり阿呆過ぎる行為だ。しかし、その時同時に思ったのである。


『カラーコピー機あるんだ、良いなぁ。』


 普通、公立の学校にはカラーコピーなぞという金喰い虫は置いてない。しかし偽札をコピー機で作ったのなら、そら当然カラーコピーだろう。同僚に見せびらかしていたとも言うし(何たる莫迦)、それにしてもからコピーを置いている学校なんて太っ腹である。






 …え!?ちゃうの?モノクロコピーで裏真っ白、透かしは同僚の写真。






 言葉も出ない。

2005年1月17日(月) ▲TOP  



  指紋リーダ付きマウス
http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/wi_ex_fingerprintreader.mspx

 確かに今後、真にセキュアな環境を作るには生体認証が最適だろうとは思う。

 しかしこの製品、Windowsのログオンに使用出来ねーじゃん。意味ねージャン。"パスワードの必要なWebサイトにアクセスする際、指紋を読み取りパスワードの自動入力を行なうことが可能"って言うけど、そもそもワイヤレスマウスのレシーバなんて、奥に引っ込めとかないか?ワイヤレスなんだし。安上がりかも知れないけど、魅力を感じないぞ。

2005年1月17日(月) ▲TOP  



  来るべき未来。
 ん〜、立場上、あんまり大きな声では言いません。でも、やっぱり一言だけでも言いたい。


 今日の朝、目覚ましテレビを見ているとそのニュースの中で『ゆとり教育見直しの方向へ』と言うようなことが語られていた。文科省の大臣が、「授業時間数が少ない中で、学力が向上するはずがない」というようなことを言っていたらしい。ゆとり教育、総合学習の時間の見直しがあるのではないか…という話。現在の極端なゆとり重視、個性重視の教育方法が、結果的に学力を低下させ、ひいては国際競争力を減退させる可能性があると文科省が考え始めている。








 てか。









 そんな事、現場の人間は初めっから言い続けてましたよ…?

2005年1月19日(水) ▲TOP  



  診断結果
 今日、ようやく病院に行って来た。…だって、仕事も忙しかったし、時間の都合がついた時には保険証を持って行ってなかったり、と。

 しかし、ここんとこ右脚に不穏な痛み(て言うか多分筋肉痛)が襲うようになったので、さすがにコレはマズかろうと思い、南草津の野村整形外科と言うところに行ってみた。ここはウチの教頭もオススメ、他の先生からも全く別の機会に奨められた病院で、どうやら滋賀のその手の病院ではかなり有名なところらしい。捻挫と言えば接骨院しか行ったことがないので、なんか緊張する。

 結果から言えば、骨には異常なし。ただの捻挫だろう、と。しかし、普段と違う歩き方などから筋肉に負担が掛かり、それが極度の筋肉痛をもたらしているのだろう、と。同時に、効果的な治療法があるわけではないので、湿布などをこまめに貼り替えながら、なるべく安静にして治るのを待つしかない、と。



 ううううん。こっちで予想していた答えと寸分違わないだけに、なんか診療代がもったいないような。まぁ、レントゲン撮ってもらって、骨に異常がないと分かっただけでも良いのだが。何はともあれ、時間が掛かりそうだ。こうしている今もまた右脚が痛い。何もしてなくても痛くなるので厄介だ。はう…。

2005年1月20日(木) ▲TOP  



  アリゾナの風に吹かれて
 アメリカに行くんなら、N.Y.とかL.A.とかじゃなくて、やっぱりネイティブアメリカンの居住地なんかを見てみたいよね。

 右足を捻挫したオレのために、きばがサポーターをネットで購入してくれた。その名も、

 ○アリゾナアンクルブレイス

 商品の詳細は上記URLを参照して頂くとして、妻の愛情にいたく感動したオレは、早速付けてみることにしたわけだ。装着のやり方が分かりにくいのだが、まぁとりあえず履いてみよう、ということで。





 …足が入らん。





人よりも若干堅強な足首をお持ちのワタクシと致しましてはこの太さではちょっとキツいわけで。
 分かっているんだ、普通は湿布貼って包帯グルグル巻の状態で付けたりするもんじゃないって事は。必ずしもサイズ違いというわけじゃないんだ。元もと、スキーブーツも足首の太さがネックになって29.5などという強烈にデカイモノを履いてるからこの怪我に繋がったことも分かってはいるんだ。でも、



 紐  が  上  の  穴  ま  で  通  ら  な  い


ってーのは、哀しいじゃん?いまいちサポートもシッカリされてない気もするし。あうううう…


 ※サポートされてない気がしたのは、単に付け方を間違えていただけだった。

2005年1月22日(土) ▲TOP  



  仕事人の憂鬱
 『メッセンジャーソフト』というヤツがある。その名の通り、リストに登録した人同士でメッセージを送りあったり、数人が集まって"カンファレンス"、つまるところ座談会のようなことを実現するための専用ソフトだ。要は、「チャット」のような物なんだが、ブラウザで行うチャットと違い、殆どタイムラグが存在しないのが特徴。また、IRCやICQのように設定が面倒で、しかもサーバに繋ぐ必要がないという利便性を持つ。
 このメッセンジャーソフト、Windowsに最初から付属して来るものとしてはMSNメッセンジャーというのがあるが、オレはとにかく『最初っから常駐して自分の存在を主張するヤツ』ッてぇのが大嫌いである。だから、メッセンジャーソフトそのものには元もと興味がなかったのだが、イバコム居住者の間でYahoo!メッセンジャーを使うようになってからは毎日のようにお世話になっている。もう4年以上使ってるんじゃ無かろうか。ver.5まではスキンを自分で作成出来たりして、非常に楽しいソフトだったのだ。

 今回、メジャーバージョンアップの前段階としてver.6のβ版がリリースされたので、ヒトバシラーとしては早速使ってみようとインストールしてみた…のだが。


 スキンが使えない。


 一所懸命作ったイバラードスキンが使えないなんて!!!!しかも、ページの方では『ユーザによるスキン作成は出来ません』と公言してやがる。ふざけやがて。なんでソフトバンクのエゴを押しつけられねばならんかね。しかもver.6での新機能なんてそれ程欲しい物が無いじゃないか。スキン対応と言うから、むしろスキンの自由なカスタマイズが出来ると期待したのに。全くもってユーザをバカにしたやり方である。

 実は、Yahoo!メッセンジャーの『何で?』と思う機能変更は今に始まった事じゃない。
 ver.5では動画機能などが付け加えられ、同時にカンファレンスやメッセージのアーカイブが可能になり、今まではファイル出力していたログがメッセンジャー上から閲覧可能になるという改良が為された。
 それは良かったんだが、この改良されたはずのメッセージアーカイブが、発言者の色分けに対応していなかった。Yahoo!メッセンジャーは、個人が自分の発言に好きな色を付けられるのである。また、フォントサイズを変更した発言なども一切サポートせず。ファイルへの出力もtxtに限られるという、実は『改悪』だった。それまでのログはdocファイルで出力され、フォントカラーもサイズもちゃんとフォローされていたのである。

 一度、ある人の結婚記念に開いたチャットのログを、HTMLで整形してページとして仕立てたことがあった。その時に最も苦労したのが、この『発言者毎の色分け』である。テキストファイルなので改行コードだけは入っているものの、色なんぞどこにもない。そこで、発言者の名前をキーワードに、例えば


 mama:あら〜社長さんお久しぶり〜、御無沙汰やったやないの〜
 shacho:ここんとこ不景気でえろう働かなアカンかったからな〜、ゴメンなー
 mama:いけず!!そんな事言わんとまた来てや。



と言う文章ならば、[mama]を[</font><br><font color="#ff99cc">mama]へと一括置換し、それを人数分だけ行い、最終的に


 </font><br><font color="#ff99cc">mama:あら〜社長さんお久しぶり〜、御無沙汰やったやないの〜
 </font><br><font color="#666699">shacho:ここんとこ不景気でえろう働かなアカンかったからな〜、ゴメンなー
 </font><br><font color="#ff99cc">mama:いけず!!そんな事言わんとまた来てや。


と変更していたのである。ハッキリ言って「手間と忍耐」だけの勝負だった。ver.5のメッセージアーカイブは、その一点だけでもかなり使用感を落としていたのである。それが、今回のβ版ではメッセージアーカイブで色分けが為されており、しかもフォントサイズなどもバッチリその時のサイズがフォローされている。一度はVer.6βをアンインストールして、5に戻そうかとも思ったのだが…。難しいところである。


 そんな時偶然、こんなソフトを見つけた。

ログをカラフルにするやつ (窓の杜の紹介ページ)

もうそのまんま、ばっちりのソフトである。おっしゃこれで心置きなくβ版はアンインストールだ!!!!…と思ったのだが。よく考えれば、メッセージアーカイブ自体の色まで変えてくれる訳じゃなく、また上記のような作業は今までに一度しかしたことがない。要るのか?意味あるのか?と考えると、答えは分かりきっている。


 何はともあれ、Ver.6を導入するかどうかで悩んでいる人は、もう少し待ってみても良いかも知れない。メッセージアーカイブを多用するなら、アリだ。でも、お気に入りのスキンがある場合には、ver.5で止めておくことが賢明だとも思う。…いやはや、難しいところである。

2005年1月30日(日) ▲TOP  



  エースコンバット5
ゴキブリ駆除剤の名前ではない。

 ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR (エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー)

NAMCOのフライトシューティングゲームの第5弾である。オレは『1』の頃からのファンで、今回は発売されてから随分と経った後に中古屋で入手したのだが、『4』までは予約買いをし、家に帰ると即行プレイしていたというくらいだった。さすがに仕事が忙しくなった今日、そんな遊び方は出来なくなったが、現在ちまちまとプレイ中である。でもって、プレイ感など述べてみよう。


 一言で言うと、『結構難しくなった』が、第一印象。


 エースコンバットシリーズは、とにかくその一作目から『空を飛ぶ快感』が楽しくて遊んでいるゲームだ。そして、その快感はむしろ今作では高くなったと言っても良い。何故なら、グラフィックの緻密さが非常に向上したから。グラフィックが向上したおかげで、飛んでいてまず気持ちいい。これは何より楽しい。そういう意味では正解、と言える。
 ただし、向上したグラフィックは、『地表等の見にくさ』も同時に生み出してしまっている。具体的に言うと木が邪魔。木が細かく書き込まれている結果、地表がどの辺りか見えない。これは結構困る。まぁ、その辺は慣れで何とかなる部分だが、その上でまた、地上すれすれを飛ぶミッションが多いもんだから、途中のミッション(しかも夜で雨)では、何度も地面にキスをした。400km/hのスピードで。
 操作感においても、多少フィーリングが良くないと感じる場面もある。反応が鈍い、と言うか。もしかしたらこれは、オレが無線コントローラを使っているからかも知れないが、上記の通り400km/hどころか、時にはマッハで地上すれすれを飛ぶ(ドエライ迷惑行為だなオイ)なんて時は、0コンマ何秒の世界での操作が必要になるのに、若干の遅れが生じるのは困る。まぁコレも、慣れてしまえば良いのだが。実際慣れたし。


 でも、そんな事で難しさを感じるようなことはない。


 何と言うても、今まで前作を全てクリア(しかも最高難易度でもパーフェクトクリア)してきたオレだ。そんなのは物ともしない。確かに『3』の、ワケの分からん世界まで突入しかけた設定と救いのない物語には正直眩暈を覚えたし、『4』の「居るだけで何もしてくれやしない僚機」には軽い怒りさえ覚えた。ロックオン出来ないのが残念なくらいに。
 そう。僚機の存在、なのである。難易度を上げている一つの理由は。
 『4』から導入された僚機。一緒に戦場に赴き、時には共に一つの敵を倒し、時にはこちらの背後を守って援護してくれ、時にはこちらの手が回らないところのサポートをしてくれる…本来なら、僚機ってそういう存在であるはず。にも、にも関わらず!!『4』では、ホンットに足手まといの存在でしかなかった。
 ところが、今回の『5』では、この僚機が一味違う。僚機に出せる指示が数種類有り、それにより的確な対応をしてくれるのである。「援護」と言えばこちらを援護して、プレイヤーの背後についた敵機を落としてくれるし、「攻撃」と言えばそれぞれが敵を倒していってくれる、みたいな。僚機の機体の選び方一つ取ってもその戦闘性能が変わってきて、バッチリ当たりの時はミッションが随分と楽になるくらい優秀。


 …だから、困ってる。


 エースコンバットシリーズは、戦闘で得たPointを元に、新しい機体を購入していくのだが、僚機に敵を落とされまくると、このポイントが溜まらない。しかも、戦闘ランクも下がってしまうのである。常に『S』ランクを取ることを目標にしているのに、それがままならない。嬉しい悲鳴なのかも知れないが、結構困る。
 さらに、僚機の問題がもう一つある。
 このゲームでは、プレイヤーは「隊長」として僚機を率い、指示する立場にある。隊員達はゲーム中にこちらの指示に従いながら行動し、戦況を優位に導くために空を駆ける。当然、一人一人がスタンドプレイで突っ走っては戦果は挙がらないし、「共に戦っている」からこそ生まれる連帯感もある。隊長たるプレイヤーは、彼らをまとめ上げ、意気を昂揚させ、彼らを無事連れ帰ってくる義務がある。だからってなぁ。


戦闘中にゴチャゴチャ話しかけてくんじゃネェ。


正直五月蠅い。加えて、話かけられた時に「返事を返さなければならない」ことがあるんだが、左アナログスティックで微妙な操作をしている時に、左手で方向キーを押さなきゃならんって、そんなん無理。1vs1のドッグファイトを繰り広げている時に、呑気に返事なんぞしてられるか。不必要な仕様だったと思う。

 HUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)の問題もある。今回、以前よりもHUDが見にくくなったように感じるのだ。何故かって言うと、ソレはやはり「僚機の存在」。伝統的に、エースコンバットシリーズではHUD上に敵が自分から見てどの位置にいるかの矢印が描かれていた。それを頼りにしながら戦闘をしていたわけだ。ところが今回は、「僚機がどこにいるか」の矢印も描かれる。しかも3機分。見にくいったらありゃぁしない。敵だと思って旋回してみたら僚機、なんてシャレにならない。

 また、音声の問題もある。まぁコレはオプションでどうにかなる話なんだが、音声が聞き取りづらくて、作戦変更時も何を言っているのか分からないことがある。字幕表示機能もあるが、ただでさえ情報の多いHUD上に字幕表示はさらにツラいモノがあるし、音のレベル調整で音声だけ聞き取りやすくも出来なくはない。ただし、臨場感は消える。ステージによっては、ワザとノイズが混入されていたりして聞き取りにくい物もあって、ミッションのアップデート内容が「逃げ延びろ」だったのに、勘違いして一人奮闘していたら一斉にミサイル撃ち込まれて空中爆発したこともあった。



 でも。



 でも何よりも、今回の作品の難易度を上げているのは。



 ミサイル数と比しての敵の数の多さ。



 エースコンバットシリーズは、リアルフライトシミュレータでは無いので、通常あり得ない程の数のミサイルを搭載している。最も初期の機体からして、60発程のミサイルを搭載しているのである。そして、このミサイルを使ってバッシバッシと敵を打ち落としていくのも、またこのゲームでの『快感』の一つだった。『冗談だろ〜?』と思えるような敵も、何十発というミサイルを撃ち込んで撃破していくのが面白いのである。慣れてくると、ミスをしなくなるからミサイルを大量に余らせて終了、と言うことが殆どだった。
 ところが今作では、このミサイルが足りなくなることが非常に多いのである。
 今回のプレイだけでも、ミサイル、特殊兵総共に残弾0、という状況が数回発生している。敵のミサイル回避率が格段に上がっていることもあるが、何より攻撃対象が多すぎるのである。通常の戦闘機なら、恐らく戦闘でメインに使うのはバルカン砲なのだろう。それに合わせたと言うことなのだろうか?
 実際、地上物などにはバルカン砲の方がダメージは与えやすいのだが、空を飛んでいる戦闘機相手となるとまた話は別である。ひどいステージだと、完全に取り囲まれて、ミサイルの残弾が0と言う時に『ミッションアップデート:可能な限り戦闘機を撃破せよ』みたいな事を言われて、バルカン砲で決して静止していない空のターゲットをちまちま削ったこともある。地上攻撃にミサイルを使うと、後が無くなるので無理してバルカン砲で壊したこともある。バルカン砲は射程が短いので、墜落ギリギリで飛ばなければ当たらないのである。コレは、慣れている身だから良い物の、初心者じゃ絶対に当たらんぞ…?と思う。しかも、前作までなら、地上物はそれ程動かなかったのだが、今回はまー、元気に走り回るのである。ホーミング機能のないバルカンで落とすのは結構至難の業だったりする。

 ここでまた問題になるのが、ミサイルを使うと比較的早く墜とせる敵を、バルカンを使うと場合によっては時間が非常にかかってしまうと言うこと。仕方が無くバルカンを使って戦闘機を攻撃しているシーンであっても、地上軍などから「助けに来てくれ!!やられちまう!!」と救助要請が来たりする。どれどれよっこいしょ、こっちの敵を倒して…とノンビリやっていると、『地上軍が殲滅した』とか言われて、ミッション失敗になるのである。そんなんこっちの所為や無いやないかぁ、と思っても仕方がない。ゆっくりと確実に時間を掛けて倒すのではなく、迅速にバカスカと倒さなければならないのである。しかしミサイルは少ない。こうしてジレンマに陥ってしまう。なかなかに悩ませてくれるゲームである。つか、もう少しゲーム性を高めても、と思うのだが。


 まぁ、難しいからこそ『やってやる』と思うのは確か。それでも、爽快感的には少し減ったよな〜、と思う。純粋に「飛ぶ」事は楽しいのだが、「戦う」部分での爽快さが欠けた、と言うか。まぁ戦争のゲームに爽快感覚えるのも何だかなぁ、とも思うが、だってゲームだしさ。良いじゃん、ゲームなんだから。ストーリーの点でぶっ飛んだ物作られるのは困るけど、ストーリーは幸い悪くない。むしろこちらが関わっていく部分では、もっとぶっ飛んでも良かった気がする。サイアク、宇宙に飛んでいくんでも良かったんだよ?整合性さえ取れるならね。それはそれで面白そうだし。




 そんな文句を述べながら、今日もまたオレは空を飛んでいる。地面へのキスに怯えながら、敵のお尻をバルカン砲でチクチク突っつきつつ。


 −追記−
 操作感の問題は、マジでコントローラの問題だったようで。
 有線タイプに変更したら、思い通りに操れるようになりました。
 でも、思い通りに操れれば操れる程、無理をしちゃうんだよね…
 つい先刻も地上5mを飛んでましたよ、ええ(笑)。
 

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  「いいひと。」
 ドラマ化もされていたと思うが、このタイトル、読みように依っちゃシブいタイトルだなぁ、と(『私のいい人』みたいな言い方、してる事あるじゃん、大抵は色っぺー熟女キャラが)。

 さて、この前きばを迎えに行く途中、時間が余ったのでBOOK-OFFに寄った。きばも最近外出してないからストレスが溜まってるかも知れないし、マンガでも買って徒然に読んで気晴らしにでもしてくれたら、と思ったのである。尤も、オレが『そろそろなんか新しいの読みたい』と思ったのも事実であるが。そして、随分前から(もう十年近く?)気にしていた、高橋しんの「いいひと。」を買うことにしたのである。
 高橋しんのマンガでウチに置いてある物は、実はコレが3つ目と言うことになる。最初は『最終兵器彼女』。きばが買ってきた。これはもうBOOK-OFFに売ってしまったので現存しないが、成る程確かに面白かった。ただし、オレの読後感としては釈然としない思い、微妙な不愉快さを伴ったものだったのだが。次に購入したのは『きみのカケラ』。コレはまだ連載中なのかな?高橋しんだから、ということでこれまたきばが購入したわけだが、コイツはとにかく読みづらい。コマ割りも、線入れも、ま〜読みにくいこと読みにくいこと。しかも話の筋が分かりづらい。結局飛ばしてしか読んでいなかった。だから、実質問題、オレとしては高橋しんに思い入れがあったわけではないのである。ただ、『名前を知っているな』程度。
 でも、立ち読みしているウチに『オオ、面白いわコレ』ということになり、その場にあるだけとりあえず購入した。で、読後感。


 ウン、面白いわ、コレ。ていうか好き。


 絵の方は、作者の一昔前ということで、逆にシンプルで読みやすい。画力が今より劣っているとかそんな事ではなく、線の入れ方などの問題だろう。スッキリしている線とコマ割りで、はるかに読みやすいと感じたし、ストーリーもキャラクターも…特にキャラクターがとても良かった。好きなマンガ、と言われて挙げるに不足しないと感じる。


 オレにとって『面白い』と『好き』は若干ベクトルが異なる。「面白いけど好きにはなれない」というのもあるのである。まぁそれが普通だろうけど、画力もシッカリしていて、ストーリー構成も良く、何より引き込まれる"なにがしかの魅力"を持っていたとしても、好きになれないマンガは好きになれないのである。例えば前述の『最終兵器彼女』は、まさにその良い例と言える。どうにも、心が『あぁ、楽しかった、好き♪』にならない。
 実はこの傾向は昔からある。
 昔っから、一部の例外を除いては殆どに当てはまる『好き』『嫌い』がある。最終的にはストーリーの内容に依るようで、遙か以前、実は昔の日記で書いたこともあったが、オレは原則「大団円」で終わるマンガじゃないと好きになれない。必ずしも皆が笑っていなければ、というわけではないのだが、やはりそれぞれに幸せな形を見つけ、終結すべきところに自然と落ち着き、マンガとしてはストーリーはそこで終わるけれど、読者の中で新たなストーリーがそれぞれ独り立ちを始める…そんなマンガが「好き」なのだ。未来が欲しい。可能性が欲しい。そこに自分を投影することはない。ただ、自分が感情を移入し、そのマンガの中で慈しんできたキャラクター達の、「未来」を感じられる作品がいい。
 だから、逆を言えば変に純文学志向のような、最終的に不幸な状態で終わるようなマンガは「嫌い」もしくは「好きになれない」の部類にはいる。もちろん、何を持っての不幸かは、あくまで相対的なものであり、また個人の志向に依るものである。それがオレにとっては「そして誰も居なくなった」「皆殺しの法則」「一人の人の運命が変わっても、いつもと変わらない日常が流れていく」なんて物に対する拒否、として現れているのだろうと思う。
 従って、ハッキリ言ってCLAMPは好きになれない。「CLAMPの皆殺しの法則」という法則名を作っても良いのではないかと言うくらい、ヤツらは殺しすぎる。殺してしまっては、未来もクソもない。そこで止まってしまう。それではどうにもならないじゃないか。読者の中で、キャラクター達は「生きる」事さえ許されない。ましてや、皆殺しじゃ、その「記憶」が別のキャラクターの中で生きていくことすら否定してしまうのである。


 マンガは、「夢を与えるもの」であると思う。それはどんなマンガであろうとも、全てが人の手になるものである以上、「夢を与えるもの」であると言える。だから、良いじゃないか、と思う。みんなが幸せな形で。殺すな、とは言ってない。死にキャラという者もいる。しかし、全員が死にキャラであるマンガが、果たして幸福か?と。「自分には何も無いことに気付いた」で終わることが果たして幸福なのか?と。『それが幸福なんだよ』という意見の人も居るだろう。イイよ、オレとは意見が合わないだけ。
 マンガに"自分の夢"を求めてなんかいやしない。マンガによって救われるなんてのも真っ平ご免だ。マンガは、読んで楽しみ、読んで涙し、その事を純粋に楽しむために読んでいる。だから、読んだ後にこっちも幸せな気分になれる…もっと言えば、『幸せな気分を分けて貰える』、そんなのが好きだ。



 で、『いいひと。』だが。ようやくここに戻るわけだが。

 いやぁ、ホンット、北野君って、いい人ですね(笑)。ていうか、北野のところに徐々に人が集まっていき、そしてそれを自分自身が何一つ『意識していない』のがイイ。また、北野のところに集まってくる人々の顔が、だんだんと『いい人』な顔になっていくのがまたイイ。現実にはそんなに上手く行くはずがない、ということを、マンガだからスイスイっと行えてしまう辺りがイイ。北野の周りで、人が一人一人幸せになっていく(それが北野の夢でもあるわけで)度に、こっちにも幸せ感を分けて貰えるのが、すごく楽しかった。いやぁ、こういうマンガは好きだね。昔っから。




 そういえば、昔っから変わらないオレの傾向がもう一つあったな。

  「めぞん一刻」の響子さん、「銀河鉄道999」のメーテル、
  「マクロス」…リン・ミンメイよりもハヤセ中尉(漢字忘れた)
  「宇宙戦艦ヤマト」…森雪よりもスターシャ
  「シティーハンター」…槙村香よりは野上冴子
  「FF7」ではティファよりエアリス。
  「ファイブスター物語」ではメガエラ。
  「動物のお医者さん」では菱沼さん。(ちょっと違わないかヲイ)

 最近、久しぶりに見た「トップを狙え」では、最終話に出てきた、15年分大人になった『おねーさま』(17歳のアマノカズミでは無い)。
 「いいひと。」では、二階堂さんや真理子さん(読んでる人しか分からんな)。



 …いやぁ。オネーサマ好きだから、徹底して(笑)。

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