ものすごく久しぶりに変な夢を見た。と言うか、ある程度記憶しているという夢が久しぶり。ちなみに昔、ExcimerExclamationの頃はよく日記に夢ネタが登場していた。今はあんまり夢を記憶しなくなったのは年のせい?それとも安定した生活リズムのおかげ?昨夜は捻挫した足を若干強めに巻いて寝たために、夢が強く記憶に残ったのだろうと推測。
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夢の中で。オレは、ある家の奥まった座敷にいた。その家は、ある目的のために集まった人々の本部のような場所だった。一見、普通の民家にしか見えない場所。理由は、ただ一つ。「地球を、守るため」。
オレはその集団の一人で、本部奥付、最も重要な物を守るという任務を、長老から言いつかっていた。『地球防衛のための最後の砦』。そう告げられて。「あるもの」を死守するために、オレはたった一人、その部屋に居続けた。その「あるもの」とは、
エ ニ グ マ 。
詳しくは知らないが、確か第二次大戦中の暗号解読器だっけ?それを守らなければならんらしい。つーか爺さん、そんなに大事なもんならもう少し警備の人員よこせやコラ。
いつの間にか敵がワラワラと突入してきた。手にはナイフやピストル。十数人は居るだろうか。囲まれ、武器を突きつけられて囚われてしまう。そのまま、押し入れに放り込まれる。オレの見ている前で、エニグマを入れた容器に青白く光る溶接機の炎が近付き、容器が溶断されていく。『エニグマは、その容器が敵の手中に落ちた場合も、そう簡単に使われないように厳重に封印がされてあるのじゃ』長老の言葉がリフレインするが、
単なるスーパーの鰻重のパックのでかいバージョンじゃないかよ、爺さん。
ていうか、鰻丼自体が入ってるし。透明な蓋を留めてるの、セロテープだし。つーか敵さん、あんたらも考えろよ、何でセロテープを溶断してるんだ。そもそも、地球を守る気あんのか、長老。もう少しマシなもんに入れとこうよ。『敵を騙すには、まず味方からじゃ』って言うけどさ、騙すもクソも。いや確かに敵は騙されてるさ、しかしコレで騙される敵ってのもどうよ?地球滅ぼすなんて出来ないだろ?
ついに蓋が焼き切られてしまった。敵が、鰻丼の下からさらに別の入れ物を取り出す。オレは閉じこめられた押し入れの中から、無力感にうちひしがれながら、絶望に突き落とされた思いでそれを見つめている。地球の運命は…?エニグマは奪われてしまうのか…?敵が、パックから手を抜く。その手にあるのは、
クッキーの空き缶。
…もういい。