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  成安造形大学に行って来た
 きっかけは、昨晩。
 イバラードの友人である、「ちろ爺」が成安造形大学に行く、と言ったのだ。

 実は先々週の土日に、成安造形大学主催の「淡海の夢2004」という企画展の為の、仰木の棚田の写生会が行われる予定だった。しかし、台風の関係でポシャり、先週の土日に変更されたのだ。この時、残念ながら我々夫婦は実家の報恩講の手伝いに帰省していた為、参加出来なかった。帰省途中に同じくイバラーダーの「けろ」さんから「今、成安造形大学のカフェで先生達とお茶してる〜」というメールを受け取り、密かに悔し涙にむせいでいたのだ。

 そんな事もあった為に、「おっしゃ我々も行こう」という話になった。…きばの運転練習も兼ねて。なるほど、既にこの時点で、自体は風雲急を告げていたのだな。


 きばが免許を取ってからは2回目の運転となる。う〜ん、さすがにコワイ…(笑)。最初の内はハラハラしながら(というよりビクビクしながら)乗っていた。
 でもまぁ、やっぱり車ってのは慣れなのだなぁ、と思う。成安まで割とゆっくり走ったから45分〜1時間程は掛かったと思うんだが、その間にどんどん安心出来るようにはなった。少なくとも、心臓の動悸・息切れだけは収まる程度まで(嘘。
 しかし、思い返してみればオレが免許を取った時は2km先のレンタルビデオ屋までとか、1km先のコンビニまでとか、遥かに腰が引けた運転をしていた気がする。しかも、湖北の車どころか人も滅多に通らない道で(笑)。そう考えると大した物である。

 そうこうしている内に成安造形大学着。イバラーダー憧れの地(?)でもあり、昨年卒業させた生徒が通っている場所でもあるだけに、感慨も一入。思ったよりも普通の大学っぽいなぁ…と思いながら、まぁ美術館とかじゃないんだから、そこら中に銅像があったりはしないわな、と一人妙に納得したりもする。



 目的とするカフェは、運動場?の隅にあった。ていうかこの運動場、思いっきり建物の真ん中で危ないんですが…?サッカーゴールとかあるけど、確実に何枚かガラスが割れそうな気がする。
 三面がガラス張りのカフェの中は外光が充分に取り入れられて、明るく小綺麗な印象を受けた。テーブルや椅子がマニュファクチュア感たっぷりで、各テーブルのライトシェードなどは明らかに手作りという雰囲気だったが、さすがに美大と言うべきか、非常に体の良いものだった。窓の外を見ると、全身黄色の人物像が一様に琵琶湖の方を向いて黄昏れていたのが微妙だったが…(笑)。

 前金制で、入り口で頼んでいく形式だったので二人とも「棚田ランチ」なるものを頼む。「1番でお呼びします」と言われたので奥のテーブルに着き、雑談などしたり写真を撮ったりしながら出てくるのを待っていたのだが…



 出て、来ませんね。



 一向に出てくる気配がない。つーか、オレらよりも後に来た人らはどんどん呼ばれて、受け取っていく。ランチらしきものを食べている人も多い。…?しかしよくワカラン。もう少し待つ。



 出てこねぇんだよランチがよ。



さすがにオレもイライラし始めた。キッチンの方に行ってその旨話してみると…なんか慌ててる。焦ってる。すごく申し訳なさそうな顔してる。…完璧に、手違いがあったみたいね、どうやら。
 テーブルに戻ってその旨きばに伝えると、今度はきばがぶち切れてしまった。詳細はトドマンガ参照。どうにも怒り醒めやらぬきばをなだめつつ励ましつつ、ようやく呼ばれた料理を取りに行く。結局25分待たされた。さすがにこっちも多少腹に据えかねる部分もあったので、ちょっと不機嫌な顔を演出して。外見がかなり強面なオレのこと、恐らく結構恐かったんじゃないかと思うが…スタッフ全員から謝られてしまった(笑)。加えて、謝辞のつもりなのだろうがスコーンまでサービスしてもらった。

 料理自体は美味しかった。オレはAランチ、豆腐のステーキ肉みそソースと赤米ご飯。きばがBランチ、いわしのキビ焼きバルサミコソースとたもぎ茸ご飯。特にキビ焼きが美味しかった。付け合わせのスープも味噌とコンソメが合わさったような味で意外に美味しく、何よりきばの方の皿のサラダは豆とジャガイモとウインナーをマヨネーズとドレッシングで和えたようなもので…豆とジャガイモとウインナーとマヨネーズ好きには、もう絶品!!ボリュームもそれなりにあり、700円としては充分なものだったと思う。


 後は、まぁ、遅れさえしなければね…。それでも、帰る時にもスタッフ全員で詫びてくれたことだし、まぁ美味しかったし。スコーンも美味しかった。すっかり機嫌を直し、スコーンを追加購入して帰った二人なのだった。


2004年10月23日(土) ▲TOP  



  HDDを買ってみました(1)
 ここんとこ、ついぞPC絡みで出費があまり無かった(ノートパソコン買ったやろがい!!と突っ込まれることは重々承知の上である)のだが、ここに来てちょっとお大尽な買い物をしてしまった。

 まずはノートパソ用のメモリ。アイオーデータのSDD333-512M
 SonyStyleで増設するよりも後から追加で買った方が安いのは分かっていたから、安くなるのを待っていたのだ。ただ、ここんとこメモリ市場ってのは結構安定しているのか、あんまり下がらんかった。しかし、PC-successでセールをやっていた中にこの商品が含まれていたので、「おっしゃ買っちゃえ」てなモンで買ってしまったのだ。\11,780。これでノートパソコンの総メモリ量が1GBになった。特に仕事ででかいファイルを扱うことが多くなっただけに、メモリは欲しかったのだ。

 さすがにメモリだけもアレだなぁ…と、前から欲しかったノート用のワイヤレスマウス購入。Logicool MCO-50OB。ワイヤレス方式のマウスはとみに動きが重かったり引っかかったりすることが多いのだが、これはロジクールお得意のFast RFコードレステクノロジーにより、その辺の心配は皆無。また、受信部分も小さいので机上で嵩張らずに使えてノートパソコンの良いお供。\3,580。

 しかしさすがにオレのだけ買ってても…と思いながら、PC-success以外のページを見ていると、ちょっと興味深い記事が目に留まる。実は夏になると、きばパソのHDDから「キュニュウ〜〜ン」という音が度々していたので、さてコレは大丈夫なのだろうかと不安になっていたのだが、どうやらこの音、サーマルキャリブレーションという、熱によるディスクの変化を吸収する為の機構が発生させる音らしい。
 まぁ、元から存在する機構ならば問題は無かろう、とも思うんだが、でも熱によって発生するんなら冷やしゃあ良いじゃんよ!!んじゃファンを追加じゃんよ!!という、自分のパソコンではありえないような方法論で思考が進んでいく。基本的に吸い出しのファンは付いているし電源部は2ファン構成だ。CPUはリテールクーラーで冷やしている。従ってここは、外気を取り入れる吸気ファンを購入することにした。

 で、購入したのはBlack Noise NB-UltraSilentFan-S2 Blue。一部で有名になりつつあるNoiseblockerである。PAPSTは、思いの外五月蠅かった。Panafloもカラカラ音が目立った。Nidecは静かだったんだが、経年変化で音が大きくなった。現在お気に入りはNMB製のファンを使用しているオレが、次に目を付けていたのがこのNoiseblockerである。新瑠璃庵?ナニそれ。ヤスモンは要らんのよヤスモンは。CoolerMasterの新製品に少し興味を抱きつつ、とりあえず1000-2000rpm自動制御、11-19dbというスペックに心惹かれて買うことに。\1,890。…あれ、案外安いのね(笑)。

 で、今回のメインの買い物である。HDD。HGSTのHDS722525VLAT80 (250GB/UATA100/7200rpm)に決定。仕事関係で動画を扱うことがあった時にあまりの容量のでかさに驚いたのと、システムドライブの空きがなんでか減り始めていたことから決意。\14,980。ちょっとでかかったかも…と思いつつ、現行のMaxtor DiamondMax Plus 9 6Y080L0は発熱が多く、音も大きいという話から、いつか変えたいと思ってたHDDだしちょうど良いか、と自分で自分を説得。

 こうして、合計3万超の買い物をしてしまったのだった…はうう、贅沢品だ(>_<)。


2004年10月26日(火) ▲TOP  



  HDDを買ってみました(2)そして付けてみました
…買ってみました、って軽く言うけどね、だって、PC-successデスよアァタ。



 マウスとメモリは速攻で来た。そら〜もう驚く程の驚く程の手際の早さで。

「うんうん、あの会社も変わったもんだ」

と感動すら覚えたさ、その時点までは。でもそこから先…



 待 て ど 暮 ら せ ど 来 や し な い 。



やはりあの会社だったか。結局本来の到着予定より4日程ずれ込んで到着。そしてこの状態→
 普通さ〜、HDDみたいな振動に弱い機械、もう少し丁寧に梱包せんか?ていうか箱の中でプチプチシートにしかくるまれてない状態ってのはどうよ。一応動かなくしてあるとは言え、特にクッションも用意されてないってのはどうよ。初期不良起こしてたらさんざ文句言ってやる。がうがうがう。


 そんな事を思いながらも、とりあえず環境移行の準備に入る。ケースを開けて、買ってきたHDDを80芯ケーブルで繋ぐ。これからNortonGhostでHDDをクローニングするのである。なお、オレの持っているバージョンは2003なのだが、GhostはPC-DOS(もしくはMS-DOS)を用いて物理的にコピーするだけなのでXPでもOK。あらかじめ作っておいたブート用FDDで起動して操作するだけ。PS/2マウスが繋いであれば、マウスオペレーションも可能なので非常に使い勝手が良い。
 早速コピーを始める。なお、今回は80GB→250GBの移行だから、データ用のパーティションを多めに取りたいが、それらも全てGhost上から操作が可能。今回はシステム用パーティションに20GB、キャッシュ用パーティションは今まで通り5GB、そしてデータ用に残り全て(208GB)を割り当てた。ちなみにオレのマザーのチップセット、E7205は最初っからBigDriveに対応しているようで何も対応しなくても最初っから認識した。いや、電源ケーブルを繋ぎ忘れた為に最初は全く認識されずに焦ったんだが…(笑)。


 ところが、ここで事態が急展開を起こす。


コレはエラー画面ではありません いきなり15%程コピーしたところでGhostが警告のウィンドウを表示した。何でも「ドライブ0の○○○○〜××××のセクタが不正やさかい読み取れまへんでしたえ」と言うことらしい。ウン、京都弁OSというのも良いかも知れない。いや、そういう話じゃないんだ。とにかくバッドセクタが存在するから…と言われる。実はコレ、昔一度Ghostでハマった症状なのだ。その時は何度やっても特定のファイルがコピー出来ず、仕方無く一旦Windowsを起動してから該当ファイルを削除してコピーを続行したことがあった。すわ、今回もそれか…と思いつつ、一旦再起動をしてもう一度トライする。今度は心配で一刻も目が離せない。結局、2時間のコピーの間、ハラハラドキドキしながら見守る羽目となった。


 何とかコピーが終了。二度目は問題無く終了した。返す返すも一度目の失敗の理由が分からん。それはともかくとして、普通なら、この後元々の80GBを外して新しい250GBをプライマリのマスターに繋ぎ、電源をオンにするだけである。しかし、マイ静音環境で剥き出しのままのHDDを内蔵するなんて、それはもう酒を飲んだ和田アキ子を夜の街に放出するに匹敵する程恐ろしいことなのである。


 そこで登場、PH-35BH Pro〜!!チャカチャチャッチャチャ〜。


 説明しよう!!PH-35BH Proとは、HDDを静音化しつつ、振動を防止し、さらに内部でHDDとケースとを密着させることによってケースの側面に張り出し表面積を稼いでいるヒートシンクを利用して冷却効果も高めようという、非常に贅沢かつ欲張りな、静音化マニア必携のシロモノなのだ!!

 …とまぁこんな物に入れるワケなので、一旦分解して前のHDDを取り出さなきゃならん。ここで外側のケースに触れてみて、存外に熱いことに気が付いた。やはりMaxtorのHDDの熱はかなりの物であったか…と思うと同時に、ケースにちゃんと熱が伝わっていた証拠であるとも理解。実際問題、PH-35BH Proに入れておくと、剥き出しよりも若干ながら低温状態に保たれるという実験結果もあるのだ。何はともあれ、三隅のネジを外して、中のHDDを取り出す。"四隅"でない理由は、最初の使用時に捻りすぎて一本ネジをねじ切ってしまったからである。もう取り出しようもないので放ったらかしにしてある。
 このPH-35BH Pro、HDDをケースにしまう前に一つやらねばならんことがある。それが、右図のように裏面のチップにグリスを塗り、金属板を装着すること。HDDの裏側をひっくり返したことのある人には衆知の事実だが、HDDのチップというのはHDDの一番外側の部分よりも内側に凹んでいる。これをこのまま密封型ケースに入れてしまうと、結果としてチップとケースの内壁との間に空間が生じ、この部分で熱が蓄積されてしまい異常動作の原因となってしまう。空気の熱伝導率の悪さったら、そりゃぁもうスゴイのである。そこで、内壁に届く高さまで金属板を積み上げ、熱伝導グリスでチップに留める必要があるのである。



 こ こ で 悲 劇 が。


 実はこの時点でけっこー眠かった。きばが風邪気味で、いつもよりも早めに布団に入っていたこともあり、オレも早く寝るつもりでいたのだが、前述のエラー等で眠ってしまうわけにもいかなかった。まぁこの作業が終われば眠れるし…と思いながら、慣れた作業だと油断したのがいけなかった。グリスを適量出して、ヘラ上の物で薄く延ばしていく。






 「ムニュ」





 …ムニュ!?



 あああ


 あああああ


 あああああああああああああ


 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



 ICの足に、グリスが付着しちゃったよ。


 うわーうわーどうしようどうしようグリスっても銀入りのグリスだよコレ銀って言えば一応金属だよ金属って言えば電気通すよ電気通ったらどうなるよ足と足の間にグリスがあるよって事はショートして、




 ……………パァ………………!?




 いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


 …ええ、そりゃぁもう一生懸命でしたよ。麺棒でこすって針先でこそいで麺棒でこすって針先でこそいでめんぼ(ry





 結果的にこうしてメインマシンから書き込んでいるのだから、無事だったということである。後で調べてみると、銀入りグリス、一応導電性は無いらしい。「それでも潜在的な不安要因は避けるべきだ」と書いてあるような気がするが…大丈夫、きっと大丈夫だろう。…と思う。思いたい。思わせてくれ。


2004年10月26日(火) ▲TOP  


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