先週の金曜に発熱してから早一週間以上が経つ。
実は発熱する前から、体調は悪かった。きばが蔵王に行っている間も咳は結構出ていたし、悪寒もしていた。ただ、三年生の卒業判定試験前であることやきばが居ないこともあって、決してここで倒れるわけには行かない…という危機感が、なんとか体の状態を保たせていた。 しかし、やっぱり人間気を抜いてしまうと一気に風邪を引くらしい…特に普段、気合いでかなりの部分をカバーする生き方をしているオレにとっては、「気が抜ける」=「即、体調崩れる」を意味している。昔からそうなのだが、対処法がないので仕方がない。強いて言うなら『頑張りすぎない』事なんだろうが、これもまた性格なのだから仕方無い。
1/30、金曜の夜、修学旅行から帰ってくるきばを迎えに大津駅まで行った。この日は悪寒も最高潮まで達していただけに、早退をして家で寝ていたわけだが…やはりきばの顔を見た途端に安心して、そうしたらいきなり変な汗がダクダクと出てきた。帰ってきて熱を計ったが、この時はまだ熱は上がっていなかった。 翌朝、念の為もう一度熱を計ると37.7℃…これはイカン、と近くの病院へ診察に行った。インフルエンザも疑われたが検査では陰性。インフルエンザだけは免れた。次の月曜日は成績会議だっただけに、こんなところで学校指定伝染病にかかるわけにはイカン。ホッと一息、薬をもらって帰ってきたがどんどん熱が上がってくる。38.4℃。オレは一旦風邪を引くと一気に熱が上がるのだ。 ここで一つの問題が発生した。卒業判定用の教科会議が月曜日に開かれるんだが、試験の採点がまだ完全には済んでいない。何せ、今回の試験では国語は四日目だったのだ。全五日ある内の四日目である。国語が。ナニ考えてるんじゃ時間割担当。…イヤ、勿論文句は言ったんだが、「ならどうすれば良いんですか、教えて下さいよ!!」(勿論オレの仕事じゃない)と、時間割広げて逆ギレされたのだからこちらも馬鹿馬鹿しくて反論しなかったんだが。「…ハイハイ、死ぬ気で採点しますよ」とだけ捨てぜりふを吐いてきたんだが、
ま さ か 本 当 に 死 に そ う に な る と は 。
きばの応援(叱咤)を受けながら、なんとか土日中に採点を終えた。熱もなんとか下がったので、月曜(2/2)の会議には出られたんだが…あ、アカン、死ぬ。火曜(2/3)は一年生の授業+成績入力+出てきた一覧表の確認作業+学年会議。…マズい。水曜(2/4)は一覧表の確認作業+卒業判定会議の資料作り(本来は教務の仕事だけどね)+教室の清掃。…ヤヴァイ。木曜(2/5)、推薦入試......。 何度かあの世を見た一週間だった。ただでさえ忙しい一週間が、風邪を引いていることでギリギリのラインを何度も渡ることに。死線を越えてきた、と言った方が近いかも知れない。昨日あたりは痰に血が混じってた。咳しすぎ。
それでも何とか復調にはこぎ着けてきた。まだまだ完全とは言わないが、喉の調子も随分と良くなってきたと感じる。それもこれも、献身的に看病し、連日の20時、21時という入眠時間にも一言も文句を言わず、一緒に頑張ってくれた愛妻のおかげである。風邪を引いている夫の横で、何とか耐えてくれた妻と、妻の免疫に心からの感謝を捧げよう。
まぁ…つうか、彼女は午後8時に寝られることを誰よりも喜んでいた様なんだが…
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