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トオイカコノヒ
日々雑想
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VAIO TypeA 解体
…イヤ、ちょっと時間があったので、前々からの懸案事項を試してみようと思い。
オレが仕事で使っているノートは、VAIOのTypeA、
SonyStyle
でのカスタマイズドモデルだ。CPUがPentiumM-1.70GHz、メモリが1GB、GPUはRADEON9200が積んである。まぁこの辺には不満はないわけで、勿論正直なところCoreDuoだったら良いなぁ、とかGPUがもっと強力でも良いかも、とか、色々欲を言い出せばキリはないのだが、何はともあれ仕事に使う分において、上記三点については全く不満はないのだが。
問題は、光学ドライブとHDD。
光学ドライブは、購入時点ではDVDを焼くつもりなぞさらさら無かったが為に、DVDは読めるだけで良いや…とDVD+マルチCDドライブにおさめておいた。しかし、ここに来て結構DVDを焼く機会も増えたし、データ量も増えて、CDではバックアップしきれない状況も増えてきたが為に、この光学ドライブを何とかしたい…という思いを常に抱えていた。
またHDDは、現在60GBのものが取り付けられていて、普通に使う分には何ら問題にならないはずのこの容量、しかしアプリのインストールは勿論のこと、画像データや音声データ、映像データなど、扱うデータが非常に大きい物になるにつれ、このHDDですら容量に不安を抱える状態になってきてしまった。出来ればバックアップを取っておきたいのだが、前述のようにDVDを焼ける環境がない。家に持って帰ってくれば勿論焼けるのだが、仕事用のPCをあまり頻繁に持ち歩きたくはない。というか、家でも仕事できるようにしておきたいと考えると、新しいHDDを購入して、古いHDDをリムーバブルケースに入れて持ち歩けるようにしておくと良いかな…という思いも出て来たりした。
さて、しかし問題は「アップグレードが出来るかどうか」である。当然、中に使われているのは普通の、規格に則った製品のはずなのだから、交換は出来て然るべきなのだが、如何せんそこはVAIOである、ユーザが勝手に触ると爆発したり炎上したり融解したり、自動的に消滅するような仕掛けが施されていても何ら不思議はない。ネット上を調べてみても、VAIOのTypeAでのHDD換装方法にはあまり触れられていない気がする。だったら仕方がない。オレがやってやろうじゃネェか…と、ヒマついでに分解に取りかかったのである。ヒマだからって分解するんだからマニアってヤツはタチが悪い。
…結論から言うと、「一般人は触っちゃいけねぇよアレは」である。余程慣れた人間でないと、パニック起こすか壊すかしそう。まず、ネジの数が多く、しかも長さなども複数の種類がある。かつ、蓋を開ける際には
フレキシブルケーブルを3本も抜かなきゃイケナイ
というアクセスの悪さ。「フレキシブルケーブルって何なの」という人は、この時点で分解を諦めた方が良い。「アンビリカルケーブルの親戚?」という人は碇シンジでも育成しとくと良いと思うよ。
以下、自分自身の備忘録も兼ねて、分解の仕方。
@AC電源とバッテリーを外す。
ていうか、外さないでやったら確実に壊れる。
Aネジを外す。
ネジは全部で…18本。右図の通り(拡大有)。
ただし、オレンジで示される小さいネジと、黄色の短いネジは
外さなくても良いかも知れない。
長いネジはCPUクーラーの真下のトコ。
キーボードを外す際に使うネジは2本。
後は全部同じ種類のネジ。
Bキーボードを外す。
これはマニュアルにもやり方が書いてある。
基本的にはネジを外したら表を向けて、キーボードの
手前側にある爪をドライバなどで押し込むだけ。
後は持ち上げたら外れる。ただし、フレキシブルケー
ブルを強く引っ張らないように。
これで、最初から取り付けられているメモリにアクセス
することが出来る。
ちなみに装着されていたのはhynixのPC2700-512MB、
CL2.5のものだった。
C表側からネジを2本外す
1本は光学ドライブの付け根、もう1本はPCカードスロット付近にある。
小さいネジなので、無くさないように。
基本的に、ネジはそれぞれの大きさに分類して、分けておかないと後で大変苦労する。
Dフレキシブルケーブルを抜く
取り付けられているケーブルは3本、キーボードの物とタッチパッドの物とLED関係のもの(多分)。
キーボード以外の2本はただ引っこ抜くだけ。ただしゆっくりと。
フレキシブルケーブルは無理をすると中で断線する可能性があり、失敗するとどうしようもなくなる。
キーボードのケーブルだけは、一旦固定してある爪を上に向かって引っぱって(抜けない)緩め、
それからケーブルを抜く。
E筐体の蓋を取り外す
後はゆっくりと力を掛けながら、手前の方から蓋を浮かせる。
途中抵抗を感じるのは、光学ドライブに付けられているガスケットがくっついている為。
筐体の蓋の一番奥、液晶ディスプレイの根本あたりには爪があるので注意。
ここまで終了すると、右のようにHDD、光学ドライブにアクセスできることになる。ちなみに今回はここまでしか分解していない。
この後、光学ドライブはもう一本ネジを外すと、完全に筐体から取り外せる。固定器具を取り外して、新しいドライブに装着し直して元に戻せば、そのドライブが使用可能になるはずである。問題はドライブ上に付けられているガスケットだが、これは基本的には振動の吸収のためだろうから、両面テープ等で貼り付けても大丈夫だろう。
同じように、HDDもあと3本ほどネジを外してメモリースティックスロットを取り外し、固定器具を付け替えたら換装が出来ると思われる。換装前にNortonGhostなどでコピーをしておけば、環境移行は終了である。
光学ドライブは、PIONEERの
DVR-K16
あたりが良いなぁ…と思っているのだが。最近ではスロットインタイプの製品も増えてきたので、そちらはどうなんだろう、と思ったりもする。スロットインだと、8cmメディアが使えないなぁ…とも思うけど、使う機会は限りなく少ないわけで、しかし無いわけでもないので…。少し悩みどころ。
HDDは、買うなら東芝の
MK1032GAX
が良いかな、と。ユーザレビューも頗る良いし、5400rpmで少しだけ回転が速いし(7200rpmは熱が心配)、16MBバッファってのも無駄に惹かれるし(笑)。値段的にもリーズナブルな所であるし。
ま、後はいつ買うかの問題なんだが…(^_^;)
※…この文章に基づいてVAIOの蓋を開けてみようとした人が居たとしても、ワタシャ知りません。
言うまでもなく、それで壊れたって自己責任で宜しく。
2006年10月3日(火)
▲TOP
そうそう。
キーボードは洗って乾かしたら直りました。て言うか、下のような長文、メカニカルタイプで打ってたら今頃オレは腱鞘炎って話ですよ。1日干しただけで乾燥しました。助かった。
2006年10月4日(水)
▲TOP
ネットワークにあるらしいぞ、「コレ」が。
corega CG-WLBARAG2
。
無線LANのアクセスポイントを探していたときに、かなりお安い値段で出ていたので、「ラッキー」とばかりに購入した製品なんだ。IEEE802.11a とg/b が同時利用できるし、SuperA/GやeXtend rangeにも対応しているし、セキュリティは十分だし、PCカードタイプの無線LANアダプタとのセットで9,000円を切っていたので、まさに「お買い得」価格だと思って購入した製品なんだ。
…いやはや、設定は結構面倒くさいが、ソレはまぁ慣れの問題としても、なんでこう、何度も繋がらなくなるのかな〜とか思ってたんだけど。
…価格.comで見てると、どんどん値段下がってるナーとは思ったんだけど。
…もっと早くに、
口コミ掲示板
に記事が出ていたらさ、オレだって買わなかったと思うよ。
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何かもう、掲示板を見ると、思い当たる症状がいっぱいでね。みんな怒りまくりみたいでね。でも、coregaは対応するつもりはないらしくてね。バカバカしくってね。何だよこのヤロウ、みたいな。正常な機能を果たさない電化製品ほどムカツクものはないわけでね。「無線LANならBUFFALO」という定説は正しいんだな、って。「だって結局メルコなワケだしさぁ」と買い渋った我が身を呪ってもね、仕方無いわけでね。とにかく繋がらないルータが転がってるわけですよ、そのまんまじゃただの小型破砕ゴミ、って言う。で、理由は熱暴走だとか。
やるっきゃ、ないでしょ!?
とりあえずケースを分解。上下四本の爪を内側に押し込んで蓋を取り外す。この爪がプラスチックのチャチなものなので、簡単に折れてしまう。オレは一本折ってしまった。
蓋を取り外して、中の基盤に触ってみるとなるほど、確かに熱い。て言うかアチチチチである。正直、こんな熱でルータが誤動作しないと考える方がおかしいと思う。以前使っていたLinksysのルータは、もっと温度が低かったが、それでもコンデンサが液漏れしてお逝き遊ばされた。この製品、最初っからの設計寿命が短いんじゃなかろうか。
基盤の表を見ると、3つのチップにヒートシンクが取り付けてある。この内最も電源コネクタに近い、小さいヒートシンクが取り付けてあるチップが「フリーズの原因では無かろうか」と言われている電源部のICだろう。確かに触ってみると非常に熱い。しかしその他の2つのヒートシンクも大概熱を持っている。ここまでヒートシンクが熱持って良いのだろうか。しかも筐体はプラスチック、放熱用の穴もあまり開いていない。何だかここまで来ると、正直アイタタタな製品、とも言える。
掲示板情報によれば、このヒートシンクに一円玉を噛まして(つまり放熱面積を広げて)、熱対策としたらしい。その程度の対策で行けるのならば安いものである。1円玉を仮に50枚はさんでも、必要経費は50円。何とリーズナブルな改造。しかし、人の踏んだ道をそのまま踏襲するのではマニアの名が廃る。ここは一つ、より有効な手段というのを探ってみようと考えた。
手順@:ヒートシンク増量
とにかく熱対策の第一条件は「放熱」である。その放熱とは、
大抵の場合には空冷を指し、発熱部にヒートシンクを取り付け、
発熱部の熱をヒートシンクが奪い、さらに風を当てて熱を奪う。
つまり、「放熱」とは「熱を奪う」行為であるわけで、
重要なファクターは「風量」と「ヒートシンク」ということになる。
問題は、ルータのような常時稼働製品でファンを回していると
五月蠅くて仕方がない、と言うこと。
当然、取れる対策は「ヒートシンクの性能を上げる」。
抜本的な対策としては、ヒートシンク交換が有効な手段になる。
ところが、こういう製品の常として、ヒートシンクはホットボンドで固定されている事が多い。
この製品も例に漏れず、どうやら固定されているらしい。
勿論取り方はあるのだが、それで壊れるとまた面倒なので、とりあえずは
どこの家庭にもある
チップ用ヒートシンクを貼り付けてみた。
それぞれのヒートシンクに二つずつ。それなりに表面積は増えたはずである。
手順A:空気穴作成
手順@ではヒートシンクの増量を図ったが、ファンは搭載しない。
当然、このヒートシンクの放熱は自然対流に任されることになる。
となると、プラスチックの筐体で、空気穴の少ないこの製品では、
自然対流すら生まれずオーバーヒートしてしまう可能性が高い。
「無い物は、作れば良いんだ。」
誰の格言でもない、オレのモットーである。穴、開けちゃえ。
筐体に適当な大きさの穴を開け、そこに通風用の金網を取り付けた。
なお、筐体に穴を開ける際には、前もって切り取り線を書いておき、
そこを
どこの家庭にもある
アクリル用カッターで罫引く方法がやりやすかった。
穴が通った後は、ヤスリ掛けをしてエッジを綺麗にした後、
これまた
どこの家庭にもある
パンチングメタルシートを加工して、通風用金具完成。
特に強度が必要とされるわけでもないので、両面テープで取り付けた。
我ながら実にシンプルな作業、且つシンプルな出来栄えではないかと思う。細かいことを言えば難点も色々見えてくるのだが、ヒートシンク増量&風通しを良くしたこのルータ、以降はよもやフリーズなど起こすまい。そもそもそんな欠陥品を売りつけてるあたりでcoregaは反省すると良いと思う。何ならオレの手法を意匠権含めて貸してやっても良くッてよ!?
…フリーズしました(翌日)。
うーがーうーがーうーがーがーー、何なんだこのルータは、一体どんな熱設計したらこういう事になるんだ。欠陥品を通り越して呆れ返る製品だな全く。ンじゃコレならどうだ!!
Pentium4用のヒートシンク付けました。
どの家庭にでも余っているPentium4用リテールクーラーのヒートシンク&ご家庭必需品のシールタイプ熱伝導シートの合わせ技。コレでダメならもうファンで風を吹き付けるしか。これからの季節、「外に置いておく」という手段もない訳じゃないが(笑)。
現在の所は快調に動いているようにも見える。まだ半日しか経っていないのでどうにも判断しかねるのだが。…抜本的解決、というにはもはや改造の域に達している気もしないではないが、さすがにこのまま負けて終わるのも悔しい。だからって使い続けるのも悔しいのだが(笑)。
※…言うまでもありませんが、真似したらメーカー保証は確実に無くなります。
ま、そうでなくても、この欠陥品をメーカーが保証するとは思えませんが。
2006年10月9日(月)
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コレガルータその後。
それでも熱暴走する根性はもはや見上げた(見下げ果てた?)ものだと。
…つまりアレだよね、Pentium4よりも熱設計が微妙だと言う。
ちなみに、その後8cmファンを上部に取り付けて強制空冷までしてみたんですが。ダメダメですな。イヤもしかしたら、ファンの電磁波にやられたのかもしれんが…ってそれは欠陥品と言わないか。ちなみに空冷をすると、ヒートシンクは冷え冷えになる。それでもダメなんだから根本的にダメなんだろう。捨てる決心がついたと言っても過言ではない。
ついでに、今日コイツを外に出す計画とも絡める形でハブを一つ買ってきたんだが。イヤまたこれが、懲りずにコレガなんだな(笑)。安かったし、さすがにハブで問題は生じないだろう…と。ところがどっこい。まず、電源をタコ足配線にし過ぎたからか、電圧不足になったらしく上手く動かない。これはこちらのミスとして、取り付け用に最初から装着されてる磁石を触ってみると、恐ろしく熱を持っている。どうにもコレガの設計思想として、
「磁石で金属に取り付けてそれ経由で放熱」
というのがあるらしい。もっと高級品を使えば、メタルケースとかを用いてケース自体で放熱するようにしているようだが、安物ラインは一般客を騙すためにプラケースとかで見栄えを良くして、値段を下げて、「こんなモンッスよ、仕様ッス」で事なきを得ようとしているようだ。ネットワークには、これがあるらしい。昔はもう少し、マトモなものを作っていたと思うんだが…?
2006年10月13日(金)
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明日から
修学旅行行ってきます。この5年間で3回目、いずれも沖縄。
こう書くと、「イイナァ仕事で沖縄にそんなに行けるなんて」という輩が居るかも知れんが、とんでもない、「仕事」だぞ「仕事」。楽しむ要素は殆ど無いと言って良いんだから。がうがうがう。
…まぁ、生徒達が喜んでる顔を見るのはこちらとしても楽しいんだけどね。体力が心配(笑)
ちなみに、同じ引率団にはこの5年で4回、沖縄に行ってる人が居る。何と言うか、お疲れ様である(笑)。
てなワケで行ってきます。
2006年10月13日(金)
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